カテゴリ: Python 更新日: 2025/06/18

Pythonのデータ型変換まとめ!int, float, str, list などの変換方法

Pythonのデータ型変換まとめ!int, float, str, list などの変換方法
Pythonのデータ型変換まとめ!int, float, str, list などの変換方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Pythonで文字を数字にしたり、数字を文字に変えたりできるって聞いたんですが、本当にできますか?」

先生

「はい、Pythonではデータ型の変換が簡単にできますよ。たとえばint型やstr型への変換などです。」

生徒

「いろいろなデータ型があるんですね。どうやって使い分けるんですか?」

先生

「それでは、Pythonのintfloatstrlistなど、データ型の変換方法を基本から詳しく見ていきましょう!」

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1. データ型とは?Pythonの基本

1. データ型とは?Pythonの基本
1. データ型とは?Pythonの基本

Pythonでは、数字・文字・リストなど、値の種類(データ型)がいくつかあります。たとえば:

  • int(整数):例)10, -3
  • float(小数):例)3.14, -1.5
  • str(文字列):例)"こんにちは"
  • list(リスト):例)[1, 2, 3]

これらのデータ型は、必要に応じて別の型に変換できます。これを「型変換」と呼びます。

2. 数値(int)を文字列(str)に変換する

2. 数値(int)を文字列(str)に変換する
2. 数値(int)を文字列(str)に変換する

数字をそのまま表示しようとするとき、str()関数を使って文字列に変換することで、文章と一緒に表示できます。


age = 20
print("年齢は" + str(age) + "歳です")

年齢は20歳です

str()は、数値や他のデータ型を文字列に変換する関数です。

3. 文字列(str)を数値(int, float)に変換する

3. 文字列(str)を数値(int, float)に変換する
3. 文字列(str)を数値(int, float)に変換する

ユーザーからの入力などで得られた文字列を計算に使うには、int型やfloat型に変換する必要があります。


price = "100"
tax = 0.1
total = int(price) * (1 + tax)
print(total)

110.0

int()で整数に、float()で小数に変換できます。ただし、数字以外の文字列を変換しようとするとエラーになります。

4. float型とint型の相互変換

4. float型とint型の相互変換
4. float型とint型の相互変換

小数(float)を整数(int)に変換すると、小数点以下が切り捨てられます。


number = 5.99
print(int(number))

5

逆に、intfloatに変えると、小数として扱えるようになります。


print(float(3))

3.0
-

5. リスト(list)への変換

5. リスト(list)への変換
5. リスト(list)への変換

list()関数を使うと、文字列・タプル・セットなどをリストに変換できます。

文字列をリストに変換すると、1文字ずつのリストになります。


text = "apple"
letters = list(text)
print(letters)

['a', 'p', 'p', 'l', 'e']

セット(set)をリストに変えると、順番は保証されませんが、リストとして扱えるようになります。

6. タプル(tuple)・セット(set)への変換

6. タプル(tuple)・セット(set)への変換
6. タプル(tuple)・セット(set)への変換

Pythonでは、リストをタプルやセットに変換することもできます。


fruits = ["りんご", "バナナ", "りんご"]
print(tuple(fruits))  # タプルへ
print(set(fruits))    # セットへ(重複排除)

('りんご', 'バナナ', 'りんご')
{'バナナ', 'りんご'}

tuple()は読み取り専用のように使いたいときに便利で、set()は重複をなくしたいときに使います。

7. 型を確認するには type()

7. 型を確認するには type()
7. 型を確認するには type()

データがどの型かを調べたいときは、type()関数を使います。


value = "100"
print(type(value))

<class 'str'>

このようにすれば、変数のデータ型が何かを確認できます。デバッグ(プログラムの動作確認)にも便利です。

8. 変換できないときの注意点

8. 変換できないときの注意点
8. 変換できないときの注意点

すべてのデータが必ずしも変換できるわけではありません。たとえば、文字列"abc"をintに変換しようとすると、エラーになります。


print(int("abc"))  # エラーになります

ValueError: invalid literal for int() with base 10: 'abc'

データ型を変換する前には、中身が変換可能な値かどうかをチェックするようにしましょう。

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