カテゴリ: Python 更新日: 2025/05/29

Pythonのリスト型(list)とは?リストの作成・追加・削除・ソート方法

Pythonのリスト型(list)とは?リストの作成・追加・削除・ソート方法
Pythonのリスト型(list)とは?リストの作成・追加・削除・ソート方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Pythonでたくさんのデータをまとめて管理する方法ってありますか?」

先生

「はい、Pythonではlist(リスト)というデータ型を使って、複数の値を一つにまとめて管理できますよ。」

生徒

「どうやって作ったり、使ったりするんですか?」

先生

「それでは、Pythonのリスト型の基本から順番に見ていきましょう!」

-

1. Pythonのリスト(list)とは?

1. Pythonのリスト(list)とは?
1. Pythonのリスト(list)とは?

Pythonのリスト型(list)は、複数のデータを1つにまとめて管理できる箱のようなものです。たとえば、りんご・バナナ・ぶどうの3つの果物を1つにまとめて保存したいときに使います。

Pythonのリストは、角かっこ [] を使って作成します。そして、要素(ようそ)という形で、値を中に並べていきます。要素とは、リストの中に入っている1つ1つのデータのことです。

例:


fruits = ["りんご", "バナナ", "ぶどう"]

このように書くと、fruitsという名前のリストに3つの果物が入ります。

2. リストの要素を取り出す方法(インデックス)

2. リストの要素を取り出す方法(インデックス)
2. リストの要素を取り出す方法(インデックス)

リストの中の要素を取り出すには、インデックスという番号を使います。Pythonのインデックスは0から始まるのが特徴です。

例えば、上のfruitsリストから「バナナ」を取り出したい場合は、こうします:


print(fruits[1])

バナナ

0が「りんご」、1が「バナナ」、2が「ぶどう」という順番で数えます。

3. リストに要素を追加する方法(append)

3. リストに要素を追加する方法(append)
3. リストに要素を追加する方法(append)

リストに新しいデータを追加したいときは、append()という命令を使います。

例として「みかん」を追加してみましょう。


fruits.append("みかん")
print(fruits)

['りんご', 'バナナ', 'ぶどう', 'みかん']

append()はリストの一番最後にデータを追加します。

4. リストから要素を削除する方法(remove / pop)

4. リストから要素を削除する方法(remove / pop)
4. リストから要素を削除する方法(remove / pop)

リストからデータを削除したいときは、remove()pop()という命令を使います。

removeは、中身を指定して削除します。たとえば「ぶどう」を削除するには:


fruits.remove("ぶどう")
print(fruits)

['りんご', 'バナナ', 'みかん']

popは、インデックス番号を指定して削除します。


fruits.pop(0)
print(fruits)

['バナナ', 'みかん']

これはfruits[0](最初の要素=「りんご」)を削除した結果です。

-

5. リストを並べ替える方法(sort)

5. リストを並べ替える方法(sort)
5. リストを並べ替える方法(sort)

リストの中身を順番に並べ替えたいときは、sort()を使います。

例として、アルファベットのリストを並び替えます。


letters = ["d", "a", "c", "b"]
letters.sort()
print(letters)

['a', 'b', 'c', 'd']

sort()元のリストの中身を並び替えて変更します

6. 昇順・降順の違い(reverseオプション)

6. 昇順・降順の違い(reverseオプション)
6. 昇順・降順の違い(reverseオプション)

通常のsort()は昇順(小さい順、あいうえお順)で並び替えます。
降順(大きい順、逆順)にしたいときは、reverse=Trueをつけます。


numbers = [5, 3, 8, 1]
numbers.sort(reverse=True)
print(numbers)

[8, 5, 3, 1]

7. リストの長さを調べる方法(len関数)

7. リストの長さを調べる方法(len関数)
7. リストの長さを調べる方法(len関数)

リストの中に何個データが入っているかを知りたいときは、len()という命令を使います。


fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"]
print(len(fruits))

3

このように、リストの大きさ(中に入っている数)を簡単に確認できます。

8. リストの特徴と注意点

8. リストの特徴と注意点
8. リストの特徴と注意点

Pythonのリスト型はとても便利ですが、次のような特徴もあります。

  • 同じリストの中に、文字列と数字など違う種類のデータを混ぜて入れられる
  • リストの中に、また別のリストを入れることもできる(入れ子リスト)
  • リストは順番がある(並び順を覚えている)

例:


mixed = ["Python", 3, True, [1, 2]]

このように、Pythonのリストは柔軟にデータを扱えるのが強みです。ただし、データの型(種類)によっては、sort()のような操作ができない場合もあります。

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