カテゴリ: Python 更新日: 2025/06/05

Pythonのデータ型完全ガイド!数値・文字列・リスト・辞書の違いを解説

Pythonのデータ型完全ガイド!数値・文字列・リスト・辞書の違いを解説
Pythonのデータ型完全ガイド!数値・文字列・リスト・辞書の違いを解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Pythonを勉強していたら、『データ型』って出てきたんですけど、なんのことかよくわかりません…」

先生

「Pythonのデータ型は、数字や文字、リストや辞書といった情報の『種類』のことです。パソコンが『これは数字なのか?文字なのか?』を理解するために必要なんですよ。」

生徒

「情報の種類ですか…。具体的にどう違うんですか?」

先生

「じゃあ今回は、代表的なデータ型である『数値』『文字列』『リスト』『辞書』について、初心者にも分かりやすく説明していきましょう!」

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1. Pythonのデータ型とは?初心者向けにやさしく解説

1. Pythonのデータ型とは?初心者向けにやさしく解説
1. Pythonのデータ型とは?初心者向けにやさしく解説

Pythonのデータ型(data type)とは、「これは数字だよ」「これは文字だよ」と、パソコンがデータの性質を判断するための情報です。

データ型があることで、Pythonは正しく計算したり、文字を扱ったり、データを保存したりできるのです。

2. 数値型(int・float)とは?計算に使えるデータ型

2. 数値型(int・float)とは?計算に使えるデータ型
2. 数値型(int・float)とは?計算に使えるデータ型

数値型は、数字を扱うためのデータ型です。Pythonには整数を扱う「int型(整数型)」と、小数を扱う「float型(浮動小数点型)」があります。


x = 10        # int型(整数)
y = 3.14      # float型(小数)

これらの数値は、四則演算(+、−、×、÷)に使うことができます。


print(x + y)

13.14

3. 文字列型(str)とは?言葉や記号を表すデータ型

3. 文字列型(str)とは?言葉や記号を表すデータ型
3. 文字列型(str)とは?言葉や記号を表すデータ型

文字列型(str)は、文字や言葉などを扱うためのデータ型です。英語、日本語、記号なども扱えます。


name = "Python"
greeting = "こんにちは"

文字列は、"ダブルクォーテーション"または'シングルクォーテーション'で囲んで書きます。

文字列同士は、+でつなげることもできます。


message = greeting + "、" + name + "!"
print(message)

こんにちは、Python!

4. リスト型(list)とは?複数のデータをまとめて扱える型

4. リスト型(list)とは?複数のデータをまとめて扱える型
4. リスト型(list)とは?複数のデータをまとめて扱える型

リスト型は、複数の値をまとめて管理できるデータ型です。箱の中にいくつもデータを入れて、ひとまとめにするイメージです。


fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"]

リストの中のデータは、[](角カッコ)で囲んで、,(カンマ)で区切ります。

特定のデータを取り出すには、番号(インデックス)を使います。番号は0から始まります。


print(fruits[0])  # 最初の要素

りんご
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5. 辞書型(dict)とは?名前と値をペアで管理できる型

5. 辞書型(dict)とは?名前と値をペアで管理できる型
5. 辞書型(dict)とは?名前と値をペアで管理できる型

辞書型(dict)は、「名前」と「値」のセットを保存するデータ型です。まるで「電話帳」のように、名前を使って情報を探せます。


person = {
    "名前": "太郎",
    "年齢": 25,
    "職業": "エンジニア"
}

辞書型は、{}(中カッコ)で囲み、キー: 値の形で書きます。キーを使って値を取り出すことができます。


print(person["職業"])

エンジニア

6. データ型の確認方法とtype関数

6. データ型の確認方法とtype関数
6. データ型の確認方法とtype関数

Pythonでは、変数のデータ型を調べるために、type()関数を使います。


x = 123
print(type(x))

<class 'int'>

これで、変数がどんなデータ型なのか確認できます。

7. データ型の変換方法(キャスト)について

7. データ型の変換方法(キャスト)について
7. データ型の変換方法(キャスト)について

Pythonでは、あるデータ型から別のデータ型へ変換することもできます。これを型変換(キャスト)といいます。

たとえば、数字を文字列に変えたいときには、次のようにします。


age = 20
text = str(age)
print("年齢は" + text + "歳です")

年齢は20歳です

str()で数値を文字列に変換できます。逆にint()で文字列を数値に変えることもできます。

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