Pythonの書き方を基本から解説!はじめてのPythonプログラム
生徒
「Pythonでプログラムを書くって、具体的にはどうすればいいんですか?」
先生
「Pythonのプログラムは、決まったルールにしたがって文字を並べていくことで作るんですよ。」
生徒
「えっ、それだけでいいんですか? 難しそうな操作はいらないんですか?」
先生
「基本さえ覚えれば、あとはとても簡単です。それでは、Pythonプログラムの書き方の基本を見ていきましょう!」
1. Pythonのプログラムはどうやって書くの?
Pythonのプログラムは、「テキスト(文字)のファイル」に命令を順番に書いていくだけです。たとえば「こんにちは」と表示したい場合は、次のように書きます。
print("こんにちは")
たったこれだけで、画面に「こんにちは」と表示されます。英語のように書けて、とても読みやすいですね。
2. Pythonの基本的な命令は「関数」を使う
Pythonでは「関数(かんすう)」という形で命令を出します。たとえば、print()
は、「画面に表示する」という関数です。関数は名前のあとに丸かっこ ()
をつけて、その中に命令したい内容を書きます。
文字を表示したいときは、丸かっこの中に「表示したい言葉」を「ダブルクォーテーション(”)」で囲んで書きます。
3. Pythonのファイルを作ってプログラムを書く方法
Pythonプログラムは、次のように進めていきます。
- 「メモ帳」や「Visual Studio Code」などのエディタを開く
- Pythonのコードを書く
hello.py
のようにファイル名をつけて保存する(拡張子は「.py」)
ファイル名は自由ですが、「半角英数字」で「スペースなし」でつけるのがオススメです。
4. Pythonプログラムの実行方法(Windows)
書いたPythonのプログラムを実行するには、次の手順で行います。
- キーボードの「Windowsキー」→「cmd」と入力してコマンドプロンプトを開く
cd
コマンドでPythonファイルを保存したフォルダに移動python ファイル名.py
と入力してEnterキー
たとえば、hello.pyというファイルを実行する場合はこうします:
python hello.py
画面に「こんにちは」と表示されたら成功です!
こんにちは
5. 複数の命令を順番に書いてみよう
Pythonでは、命令を1行ずつ上から下に順番に書きます。たとえば次のようにすると、2つのメッセージを順番に表示します。
print("はじめまして")
print("Pythonをはじめよう!")
このように、行を変えて書けば、それぞれの命令が順番に実行されます。
はじめまして
Pythonをはじめよう!
6. 半角スペースやカッコのつけ方に注意しよう
Pythonでは、細かい書き方のルール(文法)を守ることがとても大切です。
print()
のように、かっこを忘れない- 文字列(もじれつ)は
" "(ダブルクォーテーション)
で囲む - 全角ではなく「半角」を使う(特に記号やスペース)
たった1文字の間違いでも、エラーになってしまいます。最初のうちは、ゆっくりていねいに確認しながら進めましょう。
7. Pythonのエラーが出たときの対処法
もしプログラムを実行したときにエラーが出たら、あわてなくて大丈夫です。
エラーは「どこで、なにが、どう間違っていたか」を教えてくれるサインです。出てきたメッセージをよく読んで、「かっこを忘れていないか」「スペルが間違っていないか」をチェックしてみましょう。
よくあるエラーの例:
# printのつづりを間違えている
pritn("こんにちは")
NameError: name 'pritn' is not defined
このようなときは、正しいつづり(print)に直して再実行してみましょう。
8. Pythonプログラムを書くときに役立つアドバイス
最後に、Pythonをはじめる人が知っておくと安心なポイントを紹介します。
- 保存はこまめに:書いたコードはすぐに保存しよう
- 一気にやらない:少しずつ動かして、こまめに動作確認しよう
- エラーは宝物:間違いから学ぶことが一番の近道です
- 調べる力も大切:「Python エラー ○○」などで検索してみよう
Pythonは、書けば書くほど上達します。最初の一歩は小さくても、続けていけばどんどんできることが増えていきます。