Pythonの入力と出力を学ぼう!print()関数とinput()関数の使い方
生徒
「Pythonで、パソコンに文字を表示したり、自分で入力したりできるんですか?」
先生
「もちろんできるよ!文字を表示するのはprint()
、入力を受け取るのはinput()
という関数を使うんだ。」
生徒
「関数ってなんですか?printって印刷って意味ですよね?」
先生
「いい質問だね。関数は『何かをしてくれる命令』のこと。print()
は、画面に文字や数字を出す命令だよ。じゃあ、今回はこの2つの関数の使い方を一緒に学んでいこう!」
1. 出力するにはprint()関数を使おう
Pythonでは、画面に文字を表示したいときにprint()
関数を使います。「こんにちは」や計算の結果など、どんな情報でも表示できます。
たとえば、こんな風に書きます:
print("こんにちは、Python!")
これを実行すると、画面に次のように表示されます。
こんにちは、Python!
かぎかっこ(" ")で囲まれた部分が、文字列(もじれつ)です。これはそのまま画面に表示されます。
2. 計算結果を表示することもできる
print()
は、計算の結果も表示できます。たとえば、足し算を表示するには次のように書きます。
print(5 + 3)
8
このように、文字だけでなく数字や計算結果も出力できます。
3. 入力を受け取るにはinput()関数を使おう
次に、ユーザーから文字や数字を入力してもらう方法を紹介します。それがinput()
関数です。
下のように書くと、入力を求めるメッセージを表示して、入力された内容を変数に保存できます。
name = input("あなたの名前を教えてください:")
print("こんにちは、" + name + "さん!")
あなたの名前を教えてください:たろう
こんにちは、たろうさん!
このようにinput()
関数を使えば、プログラムがユーザーとやりとりできるようになります。
4. input()はすべて文字列として扱われる
実は、input()
関数で入力された内容は、すべて「文字」として扱われます。たとえ数字を入力しても、Pythonはそれを「文字列」として受け取ります。
たとえば、こんなコードを書いてみましょう:
age = input("年齢を入力してください:")
print(age + 5)
これはエラーになります。なぜなら、age
は「文字列」だから、数字の5
と足し算できないんです。
正しく動かすには、文字列を数字に変換する必要があります。それにはint()
という命令を使います。
age = input("年齢を入力してください:")
age = int(age)
print(age + 5)
年齢を入力してください:10
15
5. 複数の値を表示したいときのコツ
print()
で、文字と数字をいっしょに表示したいときは、カンマで区切ると便利です。
score = 90
print("あなたの点数は", score, "点です")
あなたの点数は 90 点です
このように、+
でつなぐときはすべて文字列にしないといけませんが、カンマを使うと自動で間をあけて表示してくれます。
6. ちょっとした会話プログラムを作ってみよう
ここまで学んだことを使って、ちょっとした会話のようなプログラムを作ってみましょう。
name = input("あなたの名前は?:")
food = input("好きな食べ物は?:")
print(name + "さんは、" + food + "が好きなんですね!")
あなたの名前は?:さくら
好きな食べ物は?:ラーメン
さくらさんは、ラーメンが好きなんですね!
このように、input()
とprint()
を使えば、入力と出力を組み合わせたプログラムが作れます。
7. input()とprint()を使うと、Pythonがもっと楽しくなる!
プログラムで入力と出力ができるようになると、ちょっとした質問アプリや計算ツールなど、いろんなことができるようになります。
特に、はじめてPythonを学ぶときには、print()
で結果をすぐに見て、input()
で自分の好きな値を入れられるのが楽しいポイントです。
最初のうちは、名前を聞いたり、計算したりする簡単なプログラムから試してみましょう。だんだん慣れてきたら、もっと複雑なやりとりも作れるようになります。