カテゴリ: Python 更新日: 2025/05/29

Pythonの文字列型(str)の使い方!文字列の結合・分割・検索をマスター

Pythonの文字列型(str)の使い方!文字列の結合・分割・検索をマスター
Pythonの文字列型(str)の使い方!文字列の結合・分割・検索をマスター

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Pythonで文章みたいなものを扱いたいんですけど、どうすればいいですか?数字じゃなくて、文字や言葉を使いたいです。」

先生

「Pythonでは、文字や文章を扱うときに文字列型(str型)を使いますよ。『こんにちは』や『名前』などをプログラムの中で扱えるようになります。」

生徒

「そうなんですね!具体的にはどんなことができるんですか?」

先生

「文字列の結合(つなげる)、分割(分ける)、検索(特定の文字を探す)などができます。今回はそれぞれの使い方を丁寧に見ていきましょう!」

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1. Pythonの文字列型(str)とは?

1. Pythonの文字列型(str)とは?
1. Pythonの文字列型(str)とは?

Pythonにおける文字列型(str型)とは、文字の集まりを表すデータ型です。「こんにちは」や「Python」はすべて文字列になります。

文字列は、"ダブルクォーテーション"または'シングルクォーテーション'で囲んで書きます。


greeting = "こんにちは"
language = 'Python'

どちらを使っても構いませんが、文字列の中に「'」があるときは"で囲むなど、使い分けが便利です。

2. 文字列を結合する方法(+演算子)

2. 文字列を結合する方法(+演算子)
2. 文字列を結合する方法(+演算子)

文字列を結合(けつごう)したいときは、+を使います。これは「くっつける」操作です。


first = "Hello"
second = "World"
message = first + " " + second
print(message)

Hello World

+で文字列同士をつなぐだけで簡単に結合できます。

3. 文字列を分割する方法(splitメソッド)

3. 文字列を分割する方法(splitメソッド)
3. 文字列を分割する方法(splitメソッド)

文字列を分割(ぶんかつ)するには、split()メソッドを使います。これは「区切り文字」で文字列をバラバラにする方法です。


text = "りんご,バナナ,みかん"
fruits = text.split(",")
print(fruits)

['りんご', 'バナナ', 'みかん']

この例では「カンマ(,)」で分けています。分けたあとはリストという形で保存されます。

4. 文字列の中から特定の文字を検索する方法(in演算子)

4. 文字列の中から特定の文字を検索する方法(in演算子)
4. 文字列の中から特定の文字を検索する方法(in演算子)

ある文字列の中に、特定の文字や言葉があるか調べたいときは、inを使います。


sentence = "私はPythonが好きです"
result = "Python" in sentence
print(result)

True

inは「〜の中に〜があるか?」という意味で、検索のときにとても便利です。

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5. 文字列の長さを調べる方法(len関数)

5. 文字列の長さを調べる方法(len関数)
5. 文字列の長さを調べる方法(len関数)

文字列の長さ(文字数)を知りたいときは、len()関数を使います。


message = "こんにちは"
print(len(message))

5

このように、len()を使うと、文字列が何文字かすぐに分かります。

6. 文字列の一部を取り出す方法(スライス)

6. 文字列の一部を取り出す方法(スライス)
6. 文字列の一部を取り出す方法(スライス)

文字列の一部だけを抜き出したいときは、スライスという方法を使います。


word = "Python"
print(word[0:3])

Pyt

[開始位置:終了位置]の形で書きます。番号は0からスタートで、終了位置の番号の手前までが対象になります。

7. 文字列の置換(ちかん)をする方法(replaceメソッド)

7. 文字列の置換(ちかん)をする方法(replaceメソッド)
7. 文字列の置換(ちかん)をする方法(replaceメソッド)

文字列の中の言葉を、別の言葉に置き換える(置換)には、replace()を使います。


text = "Pythonは楽しい"
new_text = text.replace("楽しい", "面白い")
print(new_text)

Pythonは面白い

「元の言葉」「新しい言葉」を順番に指定することで、文章を簡単に書き換えられます。

8. 数値を文字列に変換する方法(str関数)

8. 数値を文字列に変換する方法(str関数)
8. 数値を文字列に変換する方法(str関数)

文字列と数字を一緒に使いたいとき、数値を文字列に変換する必要があります。


age = 20
message = "年齢は" + str(age) + "歳です"
print(message)

年齢は20歳です

str()を使うことで、数値を文字列に変えて結合できるようになります。

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