カテゴリ: Python 更新日: 2025/06/27

Pythonで数値を文字列に変換する方法!str()とformat()の使い方

Pythonで数値を文字列に変換する方法!str()とformat()の使い方
Pythonで数値を文字列に変換する方法!str()とformat()の使い方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Pythonで数字を文字に変えたいんですけど、どうすればいいですか?」

先生

「数字を文字列に変換するには、str()関数やformat()メソッドを使いますよ。」

生徒

「それってどういうときに使うんですか?」

先生

「たとえば、数値と文字を一緒に表示したいときや、計算結果を文章の中に入れたいときですね。では、詳しく見ていきましょう!」

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1. str()関数とは?

1. str()関数とは?
1. str()関数とは?

Pythonでは、数値(整数や小数など)を文字列に変換するにはstr()という関数を使います。関数とは「決まった処理をする命令」のことです。


number = 123
text = str(number)
print(text)
print(type(text))

123
<class 'str'>

このように、数値の123が文字列に変換されて'123'になります。type()関数で型を確認すると、str(文字列)であることがわかります。

2. 数値と文字列を結合したいとき

2. 数値と文字列を結合したいとき
2. 数値と文字列を結合したいとき

Pythonでは、文字列と数値をそのままつなげることはできません。まず数値をstr()で文字列に変換する必要があります。


age = 20
message = "年齢は" + str(age) + "歳です"
print(message)

年齢は20歳です

このように、str(age)で数値を文字列に変換することで、文章とつなげることができます。

3. format()メソッドとは?

3. format()メソッドとは?
3. format()メソッドとは?

format()メソッドは、文字列の中に変数の値を埋め込む方法の一つです。{}の中に、後から値を入れる形になります。


age = 25
text = "私は{}歳です".format(age)
print(text)

私は25歳です

{}の部分にageの値が自動的に入ります。数値を文字列に変換する手間がなく、読みやすい書き方です。

4. 複数の数値を同時に入れる

4. 複数の数値を同時に入れる
4. 複数の数値を同時に入れる

format()を使うと、複数の変数も一度に扱えます。


name = "太郎"
age = 30
message = "名前は{}で、年齢は{}歳です".format(name, age)
print(message)

名前は太郎で、年齢は30歳です

変数の数と{}の数を合わせれば、何個でも差し込むことができます。

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5. 書式を整える:小数点の表示

5. 書式を整える:小数点の表示
5. 書式を整える:小数点の表示

小数点のある数値(たとえば価格や計算結果)を扱うときには、format()を使って表示を整えることができます。


price = 1234.56789
text = "価格は{:.2f}円です".format(price)
print(text)

価格は1234.57円です

:.2fという書き方で、小数点以下2桁までに調整できます。お金の金額や割合などでよく使われます。

6. 文字列に変換した数値を保存・加工する

6. 文字列に変換した数値を保存・加工する
6. 文字列に変換した数値を保存・加工する

数値を文字列に変換すると、ファイルに保存したり、文章として画面に出力したり、SNS投稿用の文を作ったりと、いろんな使い方ができます。


temperature = 26.3
message = "今日の気温は" + str(temperature) + "度です"
print(message)

今日の気温は26.3度です

このように、実際の数値をわかりやすく表示するためには、数値を文字列に変換する操作がとても大切になります。

7. format()の応用:順番を指定する

7. format()の応用:順番を指定する
7. format()の応用:順番を指定する

format()では、{0}{1}のように数字で順番を指定することもできます。


text = "{1}と{0}が逆になります".format("左", "右")
print(text)

右と左が逆になります

位置を自由に指定できるので、使い方によってはとても便利です。

8. f文字列(f-string)もおすすめ

8. f文字列(f-string)もおすすめ
8. f文字列(f-string)もおすすめ

Python 3.6以降では、f"文字列"という新しい書き方もあります。これは、{}の中に直接変数を書くだけで、読みやすくて書きやすい方法です。


name = "花子"
age = 22
text = f"名前は{name}、年齢は{age}歳です"
print(text)

名前は花子、年齢は22歳です

f文字列は、str()format()よりもシンプルに書けるため、最近のPythonではよく使われています。

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