Pythonで文字列の長さを取得する方法!len()の基本と応用
生徒
「Pythonで文字が何文字あるか調べる方法ってありますか?」
先生
「はい、Pythonではlen()
という関数を使うことで、文字列の長さを簡単に調べることができますよ。」
生徒
「関数ってなんですか?難しそう…」
先生
「関数というのは、何かの作業を自動でやってくれる命令のことです。len()
は『長さを調べてくれる命令』と思ってOKですよ!」
1. Pythonのlen()関数とは?
Pythonのlen()
関数は、文字列の「長さ(=文字数)」を数えるための関数です。「こんにちは」という文字列には5文字ありますが、それをプログラムで数えてくれるのがlen()
関数です。
「れん」と読むと覚えやすいですね。「れん」は「length(長さ)」の略です。
2. len()関数の基本的な使い方
さっそく、len()
関数を使ったPythonコードの例を見てみましょう。
text = "こんにちは"
print(len(text))
このコードを実行すると、結果は次のようになります。
5
「こんにちは」は5文字なので、len()
関数が5を返してくれます。
3. 直接文字列をlen()に入れる方法
変数を使わずに、直接文字列をlen()
に入れることもできます。とてもシンプルです。
print(len("おはようございます"))
9
このように、変数を使わなくてもそのまま文字数を数えることができます。
4. 空文字列の長さはどうなる?
中身が空っぽの文字列(何も書かれていない文字列)にもlen()
を使うことができます。
text = ""
print(len(text))
0
このように、何もない文字列の長さは0になります。
5. 文字列以外でも使える!リストやタプルの長さを調べる
len()
関数は文字列だけでなく、リスト(データの集まり)やタプルにも使えます。
fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"]
print(len(fruits))
3
このように、リストの中にある要素(データ)の数を調べることもできます。
6. len()と組み合わせると便利な使い方
たとえば、ユーザーが入力した文章の文字数が50文字を超えていないか確認したいときに、len()
関数はとても役立ちます。
message = input("メッセージを入力してください:")
if len(message) > 50:
print("50文字以内で入力してください。")
else:
print("入力ありがとうございます。")
このように、入力された文章の長さを調べて、条件に合わせてメッセージを変えることができます。
7. 日本語と英語の文字数の違い
Pythonのlen()
関数は、1文字を「1つ」として数えます。ひらがな・カタカナ・漢字・アルファベットすべて同じように扱われます。
print(len("Hello")) # 英語5文字
print(len("こんにちは")) # 日本語5文字
5
5
このように、日本語と英語の文字数も正確に数えてくれます。
8. len()の注意点:空白(スペース)や改行もカウントされる
len()
関数は、スペース(空白)や改行も「文字」として数えます。たとえば、次の例を見てみましょう。
text = "こんにちは "
print(len(text))
6
「こんにちは」は5文字ですが、後ろに空白があるので全部で6文字とカウントされます。
9. len()を使った練習問題
それでは最後に、len()関数を使った練習問題に挑戦してみましょう。
次のコードで、出力結果は何になりますか?
text = "Pythonは楽しい!"
print(len(text))
正解は次の通りです。
10
感嘆符(!)も1文字として数えられます。