カテゴリ: Python 更新日: 2025/06/26

Pythonの文字列の一部を抽出する方法!スライスの使い方を解説します!

Pythonの文字列の一部を抽出する方法!スライスの使い方を解説
Pythonの文字列の一部を抽出する方法!スライスの使い方を解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Pythonで文字列の一部だけを取り出すことってできますか?」

先生

「はい、できますよ。Pythonではスライス(slice)という方法を使って、文字列の一部を簡単に取り出すことができます。」

生徒

「スライスって何ですか?なんだか料理みたいですね…」

先生

「その通り、まるでケーキを切るように、文字列を好きな部分だけ切り出すようなイメージなんですよ。それでは詳しく見ていきましょう。」

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1. Pythonのスライスとは?文字列の一部を切り出す方法

1. Pythonのスライスとは?文字列の一部を切り出す方法
1. Pythonのスライスとは?文字列の一部を切り出す方法

Pythonのスライスは、文字列の一部分だけを取り出すための書き方です。たとえば「こんにちは」という文字列から「こんに」だけ取り出すことができます。

スライスでは角かっこ [] の中に 開始位置:終了位置 を書いて使います。

2. スライスの基本的な書き方

2. スライスの基本的な書き方
2. スライスの基本的な書き方

スライスの基本は文字列[開始:終了]という形です。開始の位置は含まれますが、終了の位置は含まれないという点がポイントです。


text = "こんにちは"
print(text[0:2])

こん

この例では、0文字目から2文字目の手前まで、つまり0と1の文字「こ」「ん」が取り出されます。

3. 文字の位置(インデックス)とは?

3. 文字の位置(インデックス)とは?
3. 文字の位置(インデックス)とは?

Pythonでは、文字列の1文字1文字に「番号(インデックス)」がついています。番号は0から始まります。

  • 0番目:こ
  • 1番目:ん
  • 2番目:に
  • 3番目:ち
  • 4番目:は

このように、文字に番号がふられていて、その番号を使ってスライスで取り出すことができます。

4. 開始や終了を省略したスライス

4. 開始や終了を省略したスライス
4. 開始や終了を省略したスライス

開始や終了のどちらかを省略することもできます。

たとえば、最初から3文字目の手前までを取り出すには、こう書きます。


text = "こんにちは"
print(text[:3])

こんにち

逆に、3文字目以降をすべて取り出すには、開始位置だけを指定します。


print(text[3:])

ちは
-

5. マイナスのインデックスを使う方法

5. マイナスのインデックスを使う方法
5. マイナスのインデックスを使う方法

インデックスにはマイナスの数字も使えます。これは後ろから数える方法です。

  • -1:最後の文字
  • -2:最後から2番目

text = "こんにちは"
print(text[-2:])

ちは

このように、後ろから特定の範囲を取り出すことも簡単にできます。

6. ステップ(間隔)を指定する

6. ステップ(間隔)を指定する
6. ステップ(間隔)を指定する

スライスには3つ目の数字を使って、文字を何文字おきに取り出すかを指定できます。


text = "こんにちは"
print(text[::2])

こには

[::2]は「0から最後まで、2文字おきに取り出す」という意味です。

7. スライスを使った例:名前の一部を取り出す

7. スライスを使った例:名前の一部を取り出す
7. スライスを使った例:名前の一部を取り出す

たとえば、フルネームから名字や名前だけを取り出したいときにスライスは便利です。


name = "田中太郎"
last_name = name[0:2]
first_name = name[2:]
print("名字:" + last_name)
print("名前:" + first_name)

名字:田中
名前:太郎

このように、文字列を分けて表示することも簡単にできます。

8. スライスとエラーにならないやさしい仕組み

8. スライスとエラーにならないやさしい仕組み
8. スライスとエラーにならないやさしい仕組み

Pythonのスライスは、指定したインデックスが文字列の長さを超えてもエラーになりません。たとえば、5文字の文字列に10まで指定しても大丈夫です。


text = "こんにちは"
print(text[0:10])

こんにちは

このように、安全に使えるのがスライスの良いところです。

9. スライスの応用:逆順に取り出す

9. スライスの応用:逆順に取り出す
9. スライスの応用:逆順に取り出す

スライスで-1をステップにすると、文字列を逆から取り出すことができます。


text = "Python"
print(text[::-1])

nohtyP

このように、文字列を反転させるのもスライスでできます。

10. 練習問題:文字列の一部を取り出してみよう

10. 練習問題:文字列の一部を取り出してみよう
10. 練習問題:文字列の一部を取り出してみよう

次の文字列から「ログイン」という文字だけを取り出してみましょう。


text = "ユーザーログイン成功"
print(text[4:7])

ログイン

このように、必要な部分だけを簡単に取り出すことができます。

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