カテゴリ: Python 更新日: 2025/06/24

Pythonで文字列をリストに変換する方法!split()とjoin()の使い方

Pythonで文字列をリストに変換する方法!split()とjoin()の使い方
Pythonで文字列をリストに変換する方法!split()とjoin()の使い方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Pythonで文章を単語ごとに分けたり、逆にくっつけたりってできますか?」

先生

「はい、それにはsplit()join()という2つのメソッドを使います。文字列とリストの変換にとても便利ですよ。」

生徒

「splitとjoinって名前が英語で覚えにくそう…」

先生

「splitは『分ける』、joinは『くっつける』という意味です。意味をイメージできれば、使い方も自然に覚えられますよ。」

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1. split()とは?文字列を区切ってリストに変換する方法

1. split()とは?文字列を区切ってリストに変換する方法
1. split()とは?文字列を区切ってリストに変換する方法

split()メソッドは、文字列をある文字で区切ってリストに分けるためのメソッドです。たとえば、「りんご,みかん,バナナ」という文字列を「,(カンマ)」で区切ると、それぞれの果物が1つずつの要素になります。


fruits = "りんご,みかん,バナナ"
print(fruits.split(","))

['りんご', 'みかん', 'バナナ']

このように、文字列を区切ってリストに変換できます。

2. 区切り文字を指定しないとどうなる?

2. 区切り文字を指定しないとどうなる?
2. 区切り文字を指定しないとどうなる?

split()で何も指定しない場合は、スペース(空白)で区切られます。


sentence = "Python は とても 楽しい"
print(sentence.split())

['Python', 'は', 'とても', '楽しい']

このように、複数の単語をスペースで分けるときに便利です。

3. split()を使った応用例:改行で分ける

3. split()を使った応用例:改行で分ける
3. split()を使った応用例:改行で分ける

文章を改行ごとに分けたいときは、\n(改行文字)を指定します。


text = "1行目\n2行目\n3行目"
print(text.split("\n"))

['1行目', '2行目', '3行目']

これにより、複数行のテキストも簡単に行ごとにリストにできます。

4. join()とは?リストの要素をまとめて文字列に変換する

4. join()とは?リストの要素をまとめて文字列に変換する
4. join()とは?リストの要素をまとめて文字列に変換する

join()メソッドは、リストの中の要素を1つの文字列にまとめるときに使います。使い方は、"区切り文字".join(リスト)という形です。


words = ["Python", "は", "楽しい"]
sentence = " ".join(words)
print(sentence)

Python は 楽しい

このように、リストの中の言葉をスペースでつなげて、1つの文章にできます。

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5. join()の使い方いろいろ

5. join()の使い方いろいろ
5. join()の使い方いろいろ

区切り文字はスペースだけでなく、カンマや改行など自由に選べます。


words = ["りんご", "みかん", "バナナ"]
print(",".join(words))       # カンマで結合
print("・".join(words))       # 記号で結合

りんご,みかん,バナナ
りんご・みかん・バナナ

用途に応じて、好きな区切りで文章を作ることができます。

6. split()とjoin()をセットで使う

6. split()とjoin()をセットで使う
6. split()とjoin()をセットで使う

split()で文字列をリストにし、join()で再び文字列に戻す、という使い方もよくあります。


text = "おはよう こんにちは こんばんは"
words = text.split()  # 分割
print(words)
new_text = "、".join(words)  # 結合
print(new_text)

['おはよう', 'こんにちは', 'こんばんは']
おはよう、こんにちは、こんばんは

このように、split()とjoin()を組み合わせると、文字列を自由に加工できます。

7. split()で最大分割数を指定する方法

7. split()で最大分割数を指定する方法
7. split()で最大分割数を指定する方法

split()には、何回まで分けるかという回数も指定できます。


text = "りんご,みかん,バナナ,メロン"
print(text.split(",", 2))

['りんご', 'みかん', 'バナナ,メロン']

このように、最大で2回だけ区切られて、3つの要素になります。

8. join()の注意点:リストの要素は文字列にする

8. join()の注意点:リストの要素は文字列にする
8. join()の注意点:リストの要素は文字列にする

join()を使うときは、リストの中がすべて文字列でないとエラーになります。


numbers = [1, 2, 3]
# print("-".join(numbers)) これはエラー

数字などを含む場合はstr()で文字列に変換してから使いましょう。


numbers = [1, 2, 3]
strings = [str(n) for n in numbers]
print("-".join(strings))

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9. 練習問題:split()とjoin()を使って加工してみよう

9. 練習問題:split()とjoin()を使って加工してみよう
9. 練習問題:split()とjoin()を使って加工してみよう

次の文字列を分割して、スラッシュ「/」で結合してみましょう。


date = "2025-06-15"
parts = date.split("-")
print("/".join(parts))

2025/06/15

このように、日付のフォーマットを変えるときなどにも便利です。

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