カテゴリ: Python 更新日: 2025/10/25

Pythonの日付・時刻の基本!datetimeモジュールの使い方を解説

Pythonの日付・時刻の基本!datetimeモジュールの使い方を解説
Pythonの日付・時刻の基本!datetimeモジュールの使い方を解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Python(パイソン)で今日の日付や今の時間ってどうやって確認するんですか?」

先生

「Pythonにはdatetime(デイトタイム)という標準のモジュールがあって、それを使えば簡単に日付や時間を扱えますよ。」

生徒

「パソコンで時計を使うような感じですか?」

先生

「そうですね。Pythonで日時を扱うのは、デジタル時計のように『今何時か』を知ったり、『何日後か』を計算したりすることができるんです。今回はその基本を一緒に見ていきましょう!」

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1. datetimeモジュールとは?

1. datetimeモジュールとは?
1. datetimeモジュールとは?

Pythonのdatetimeモジュールは、「日付(Date)」や「時刻(Time)」を扱うための標準ライブラリです。最初からPythonに入っているので、特別なインストールは不要です。

例えば、今日が何日か、今が何時か、何日後がいつか、などを簡単に調べたり計算したりできます。

まずはモジュールを読み込むところからスタートしましょう。


import datetime

2. 今日の日付を取得してみよう

2. 今日の日付を取得してみよう
2. 今日の日付を取得してみよう

パソコンが持っている「今」の日付を確認するには、datetime.date.today()を使います。


import datetime

today = datetime.date.today()
print("今日の日付は:", today)

今日の日付は: 2025-09-03

このように、「年-月-日」の形で表示されます。これは「日付オブジェクト」と呼ばれるもので、カレンダーの日付のようなものです。

3. 現在の日時(年月日と時分秒)を取得する

3. 現在の日時(年月日と時分秒)を取得する
3. 現在の日時(年月日と時分秒)を取得する

今の「時間」も含めて知りたい場合は、datetime.datetime.now()を使います。


import datetime

now = datetime.datetime.now()
print("現在の日時は:", now)

現在の日時は: 2025-09-03 14:30:45.123456

このように、年・月・日・時・分・秒までが細かく表示されます。後ろの「.123456」は「マイクロ秒」という単位で、かなり細かい時間です。

4. 日付の差を計算してみよう

4. 日付の差を計算してみよう
4. 日付の差を計算してみよう

「今日は何日後?」や「何日前?」といった日数の計算も簡単にできます。timedeltaという機能を使います。


import datetime

today = datetime.date.today()
after_7_days = today + datetime.timedelta(days=7)
print("7日後は:", after_7_days)

7日後は: 2025-09-10

このように、未来の日付を計算できます。マイナスを使えば過去の日付も計算できますよ。

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5. 日付や時間を文字として扱いたいとき(フォーマット)

5. 日付や時間を文字として扱いたいとき(フォーマット)
5. 日付や時間を文字として扱いたいとき(フォーマット)

たとえば「2025年9月3日」のように表示したい場合、日時を文字に変換(フォーマット)できます。


import datetime

now = datetime.datetime.now()
print(now.strftime("%Y年%m月%d日 %H時%M分%S秒"))

2025年09月03日 14時30分45秒

strftime(ストラフトタイム)という関数を使います。記号には意味があります:

  • %Y:西暦(2025など)
  • %m:月(01〜12)
  • %d:日(01〜31)
  • %H:時(24時間)
  • %M:分
  • %S:秒

6. 文字から日付に変換する(strptime)

6. 文字から日付に変換する(strptime)
6. 文字から日付に変換する(strptime)

「文字列」を「日付」に変換したいときには、strptime(ストラップタイム)を使います。


import datetime

date_str = "2025-09-03"
date_obj = datetime.datetime.strptime(date_str, "%Y-%m-%d")
print("変換後:", date_obj)

変換後: 2025-09-03 00:00:00

これは、文字で書かれた日付を、Pythonで使える日付オブジェクトに変換する方法です。

7. 日付や時刻の一部分だけ取り出したい

7. 日付や時刻の一部分だけ取り出したい
7. 日付や時刻の一部分だけ取り出したい

今の日時から、「年」や「月」だけを取り出したいときもありますよね。datetimeオブジェクトからは、部分的に情報を取り出せます。


import datetime

now = datetime.datetime.now()
print("年:", now.year)
print("月:", now.month)
print("日:", now.day)
print("時:", now.hour)
print("分:", now.minute)
print("秒:", now.second)

このように、ピンポイントで年・月・日・時・分・秒を使えます。

8. 時間の計算にもチャレンジしてみよう

8. 時間の計算にもチャレンジしてみよう
8. 時間の計算にもチャレンジしてみよう

日付だけでなく、「時間」の足し算・引き算もできます。


import datetime

now = datetime.datetime.now()
after_1_hour = now + datetime.timedelta(hours=1)
print("1時間後:", after_1_hour)

1時間後: 2025-09-03 15:30:45.123456

このようにtimedeltaを使えば、「1時間後」や「30分後」といった計算が自由にできます。

9. datetimeの基本をおさらい

9. datetimeの基本をおさらい
9. datetimeの基本をおさらい

ここまでで、Pythonのdatetimeモジュールを使って:

  • 今日の日付や現在の時刻を取得する方法
  • 日付の計算や、時刻の一部を取り出す方法
  • 文字列との変換

など、基本的な操作を一通り学びました。

この知識を使えば、カレンダーアプリや予定管理、ログの時間記録など、実用的なプログラムも作れるようになります。

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