カテゴリ: Python 更新日: 2025/07/02

Pythonのif文の基本!条件分岐の書き方とelifの使い方

Pythonのif文の基本!条件分岐の書き方とelifの使い方
Pythonのif文の基本!条件分岐の書き方とelifの使い方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Pythonで、条件によって処理を変えたいときはどうすればいいんですか?」

先生

「それにはif文という条件分岐の仕組みを使います。Pythonではとてもシンプルに書けますよ。」

生徒

「あと、elifっていうのも見たことがあります。ifと何が違うんですか?」

先生

「その違いも含めて、if文の基本から順番にやさしく解説していきましょう。」

-

1. Pythonのif文とは?条件に応じて処理を分ける

1. Pythonのif文とは?条件に応じて処理を分ける
1. Pythonのif文とは?条件に応じて処理を分ける

if文(いふぶん)とは、「もし〜なら〜する」というように、条件に応じてプログラムの動きを分ける方法です。これを条件分岐といいます。

たとえば、「年齢が20歳以上なら入場OK、そうでなければNG」といった判断ができます。


age = 18
if age >= 20:
    print("入場できます")

(何も表示されない)

この例では、ageが20未満なので、何も表示されません。

2. elseを使って「そうでないとき」の処理を書く

2. elseを使って「そうでないとき」の処理を書く
2. elseを使って「そうでないとき」の処理を書く

条件が当てはまらなかった場合に別の処理をしたいときは、elseを使います。

elseは「そうでなければ」という意味です。


age = 18
if age >= 20:
    print("入場できます")
else:
    print("未成年のため入場できません")

未成年のため入場できません

3. elifで条件をさらに追加する

3. elifで条件をさらに追加する
3. elifで条件をさらに追加する

elifは「else if」の略で、「もしこれなら…それでもなければ…」と複数の条件を順に調べることができます。

たとえば、年齢によってメッセージを変えたいときに使います。


age = 17
if age >= 65:
    print("シニア料金です")
elif age >= 20:
    print("通常料金です")
else:
    print("学生料金です")

学生料金です

上から順に条件を調べて、最初に当てはまった処理だけが実行されます。

4. インデント(字下げ)がとても重要!

4. インデント(字下げ)がとても重要!
4. インデント(字下げ)がとても重要!

Pythonでは、インデント(行の先頭をスペースで下げること)が文法の一部です。

if文やelse文のあとには「:」(コロン)を書き、その次の行は必ず字下げして書きます。

インデントがないとエラーになります。


x = 10
if x > 5:
    print("5より大きい")
print("条件とは関係ない行")

5より大きい
条件とは関係ない行

print("5より大きい")はifの条件に従いますが、その下のprint("条件とは関係ない行")は常に実行されます。

-

5. 複数の条件を同時にチェックする(and / or)

5. 複数の条件を同時にチェックする(and / or)
5. 複数の条件を同時にチェックする(and / or)

if文では、and(かつ)or(または)を使って、複数の条件を組み合わせることもできます。


age = 22
student = True

if age < 25 and student:
    print("学割が使えます")

学割が使えます

andは両方が当てはまるとき、orはどちらかが当てはまればOKです。

6. 数値以外でも使えるif文の例

6. 数値以外でも使えるif文の例
6. 数値以外でも使えるif文の例

if文は数字だけでなく、文字列やブール値(TrueFalse)にも使えます。


answer = input("Pythonは好きですか? (yes/no):")
if answer == "yes":
    print("ありがとうございます!")
else:
    print("これから好きになってくれると嬉しいです")

Pythonは好きですか? (yes/no):yes
ありがとうございます!

7. if文のネスト(入れ子)にも注意

7. if文のネスト(入れ子)にも注意
7. if文のネスト(入れ子)にも注意

if文の中にさらにif文を書くこともできます。これをネスト(入れ子)といいます。


age = 25
gender = "male"

if age >= 20:
    if gender == "male":
        print("成人男性です")

成人男性です

ネストが深くなると見にくくなるので、必要なときだけ使うのがポイントです。

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