PHPスクリプトの実行方法をやさしく解説!CLIとWebサーバーの違いとは?
生徒
「先生、PHPってどうやって動かすんですか?なんかよくわからなくて…」
先生
「いい質問ですね。PHPは主に2つの方法で実行できるんです。一つはパソコンのコマンドを使って直接動かす方法(CLI)、もう一つはWebサーバーを使って動かす方法です。」
生徒
「コマンド?Webサーバー?どっちも難しそうです…」
先生
「大丈夫。順番にやさしく説明するので、まずはCLIから見ていきましょう。」
1. CLI(コマンドライン)でPHPを実行する方法
CLI(シーエルアイ)は「Command Line Interface(コマンドラインインターフェース)」の略で、パソコンに文字で命令を伝える画面のことです。
Windowsでいうと「コマンドプロンプト」、Macでは「ターミナル」がそれにあたります。
ここで、PHPのスクリプト(プログラム)を直接実行できます。例えば、次のようなコードを使うとします。
<?php
echo "こんにちは、PHP!";
?>
このPHPファイルをhello.phpという名前で保存したら、次のように実行します。
php hello.php
すると、次のように表示されます。
こんにちは、PHP!
この方法では、Webブラウザを使わずにPHPを動かすことができます。主に、ちょっとしたスクリプトやテスト、データ処理などに使います。
2. WebサーバーでPHPを実行する方法
次に、Webサーバーを使う方法を説明します。これは、インターネット上のホームページやWebアプリを作るときに使われます。
「Webサーバー」とは、インターネットからのリクエストに応えて、ページを表示してくれる役割を持つソフトウェアです。PHPを動かすには「Apache(アパッチ)」や「Nginx(エンジンエックス)」などのWebサーバーが必要です。
初心者には「XAMPP(ザンプ)」というパッケージがおすすめです。XAMPPにはPHP・Apache・MySQLがセットになっていて、クリックするだけで簡単に動かせます。
例えば、次のようなHTMLとPHPを組み合わせたファイルを作ったとします。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>PHPのテスト</title>
</head>
<body>
<h1><?php echo "こんにちは、Webの世界!"; ?></h1>
</body>
</html>
このファイルをhtdocsフォルダの中に保存し、XAMPPでApacheを起動します。ブラウザで次のURLを開くと、PHPが動いてページが表示されます。
http://localhost/ファイル名.php
すると、ブラウザに「こんにちは、Webの世界!」と表示されます。
3. CLIとWebサーバーの違いをやさしく比較
それぞれの方法の違いを表で比べてみましょう。
| 項目 | CLI(コマンド実行) | Webサーバー |
|---|---|---|
| 使い方 | コマンド入力で実行 | ブラウザでアクセス |
| 画面表示 | 黒い画面(コマンドプロンプトなど) | Webページとして表示 |
| 用途 | テスト・データ処理 | Webサイト制作 |
| 初心者向き | やや難しい | XAMPPなら簡単 |
4. PHPを始めるための準備(初心者向け)
まったくの初心者でも、以下のようにすれば簡単にPHPを始められます。
- XAMPPをダウンロードしてインストールする(WindowsやMacに対応)
- 「htdocs」というフォルダにPHPファイルを置く
- Apacheをスタートして、ブラウザで
http://localhostにアクセスする
コマンドに自信がない人は、まずXAMPPから始めるのがおすすめです。クリックで操作できるので、安心してPHPを学べます。
5. 補足:PHPとは何か?超初心者向けに説明
ここであらためて「PHPとは何か」を簡単に説明します。
PHP(ピー・エイチ・ピー)とは、Webページを動かすためのプログラミング言語です。
たとえば「お問い合わせフォーム」や「ログイン画面」、「ショッピングカート」など、ユーザーの操作に応じて反応するページを作るのに使われます。
HTMLだけでは静的(せいてき:動かない)なページしか作れませんが、PHPを使うとページに動きを加えることができます。
まとめ
PHPスクリプトの実行方法について学んできた内容をふりかえってみると、CLI(コマンドライン)とWebサーバーという2つの実行手段があることがわかりました。それぞれの特徴や使いどころを理解することによって、PHPという言語が単なるWebページ生成にとどまらず、さまざまな場面で活躍できることがイメージできたと思います。たとえばCLIでは、コマンド1つで簡単にPHPスクリプトを実行できるため、テスト的な動作確認や簡易的なツール作成などに便利です。一方でWebサーバーを使う方法は、実際のWebページと連携した動的コンテンツの作成に適しており、フォームの処理やページの出力制御など、Webアプリケーションを構築する際の基本的な考え方につながっています。
また、初心者がつまずきやすい「PHPを動かすには何が必要なのか」という点についても、XAMPPという便利な環境があることで、設定の煩雑さを回避しながらスムーズに学習に入ることが可能になることがわかりました。WebサーバーやApacheといった聞き慣れない単語も、実際に動かしてみれば「なるほど、こういう仕組みなのか」と納得できるようになるはずです。特にPHPファイルをブラウザで表示させる仕組みは、初心者が「Webってどう動いているの?」と疑問を持ったときの答えにもつながります。
さらに、PHPのファイルを保存する場所や、CLIとWebサーバーの動作の違いなどを理解することによって、実際に開発を行うときの基礎的な準備が整います。CLIで表示される文字ベースの出力と、Webブラウザで表示されるHTMLとPHPの組み合わせによる出力は、一見似て非なるものであり、それぞれが持つ役割を理解しておくことは今後の学習や開発にとって大きな力になります。
最初は難しそうに感じたPHPの実行方法も、実際の操作手順を一つ一つ追いかけながら体験していけば、自然と身についていきます。コマンドでの実行に少し不安がある人は、まずはXAMPPを使ってブラウザ上でPHPの動作確認を行い、少しずつ慣れていくことで、後々のCLIの操作にもスムーズに入れるようになるでしょう。PHPは最初の一歩を踏み出すのがカギです。CLIとWebの両方の視点を持っていると、PHPを使った開発の幅もぐっと広がります。
PHPの実行例(CLIとWebの使い分け)
CLIでの実行方法とWebでの表示の違いを改めて見ておきましょう。
CLIでの実行
<?php
echo "これはCLIで表示されたメッセージです。";
?>
このPHPファイルを保存し、次のコマンドを使えば実行されます。
php sample.php
Webブラウザで表示するPHP
<!DOCTYPE html>
<html>
<head><title>PHPテスト</title></head>
<body>
<h1><?php echo "これはWebブラウザで表示されたメッセージです。"; ?></h1>
</body>
</html>
このファイルを htdocs に入れ、XAMPPのApacheを起動してから、ブラウザで http://localhost/ファイル名.php を開くことで、結果が表示されます。
生徒
「CLIでPHPを実行する方法と、Webサーバーを使って動かす方法、両方とも理解できました!最初は混乱しそうだったけど、だんだん違いが見えてきました。」
先生
「よかったですね。それぞれの方法には得意な使い方があります。CLIは素早くスクリプトを試したいとき、Webサーバーはページとしてユーザーに見せたいときに使います。」
生徒
「XAMPPを使えば、Webの仕組みも簡単に体験できるのがうれしいです。ApacheとかPHPとか、仕組みを少しずつ理解できると楽しくなってきますね。」
先生
「まさにその調子です。PHPを本格的に学ぶには、こういった基礎の仕組みをきちんと理解することが大切です。今後はフォーム処理やデータベース連携にも挑戦してみましょう。」
生徒
「はい!次はPHPでページをもっと動的にする方法も学んでみたいです!」