PHPの演算子をやさしく解説!算術・比較・論理・ビット演算子の使い方
生徒
「PHPを勉強しているのですが、演算子っていう言葉がよく出てきて意味が分かりません……」
先生
「演算子は、計算したり条件を比べたりする記号のことだよ。たとえば足し算や引き算の記号も演算子の一つなんだ。」
生徒
「なるほど……でも種類がいろいろあって難しそうです……」
先生
「大丈夫。PHPの演算子は基本をおさえれば、誰でも使えるようになるよ。ひとつずつ分かりやすく説明するね!」
1. PHPの演算子ってなに?
PHPの演算子(えんざんし)とは、数字を計算したり、値を比べたり、条件を判定したりするときに使われる「記号」のことです。たとえば日常生活で当たり前に使っている足し算や引き算の「+」「−」も演算子の仲間です。プログラミングでも同じように、計算したいとき、条件を確認したいときに演算子が活躍します。
たとえば、とても簡単な例として「2つの数字を足す」という処理をしてみると、演算子がどのように使われているかイメージしやすくなります。以下のように、数字をくっつけるだけのシンプルな書き方でも、演算子はしっかり役割を果たしています。
<?php
$number1 = 3;
$number2 = 7;
$result = $number1 + $number2;
echo $result;
?>
この例では「+」が演算子で、2つの値を足して新しい結果を作り出しています。このように演算子は、PHPでさまざまな処理を書くときの「基本の道具」のような存在です。まずはどんな種類があるのかを知るところから始めると、後の学習がとてもスムーズになります。
2. 算術演算子(計算に使う演算子)
算術演算子は、たし算やひき算、かけ算、わり算などの計算をするときに使う演算子です。以下のような種類があります。
- +(たし算):数と数を足します。
- −(ひき算):数を引きます。
- *(かけ算):数をかけます。
- /(わり算):数を割ります。
- %(あまり):割り算のあまりを求めます。
例えば、子どもが5人いて、10個のアメを分けるとき、「10 ÷ 5 = 2」で1人2個になります。このような計算にもPHPの算術演算子が使えます。
<?php
$apple = 10;
$child = 5;
$each = $apple / $child;
echo $each;
?>
3. 比較演算子(値を比べる演算子)
比較演算子は、値が同じかどうか、大きいか小さいかを調べるときに使います。たとえば「AはBより大きいか?」というような場面で使います。
- ==(等しい):右と左が同じかどうかを比べる
- !=(等しくない):違っているかどうかを比べる
- >(より大きい):右より左が大きいか
- <(より小さい):右より左が小さいか
- >=(以上):右より大きいか、同じか
- <=(以下):右より小さいか、同じか
たとえば、20歳以上の人だけを対象にしたサービスを作る場合、年齢が20以上かどうかをチェックします。
<?php
$age = 18;
if ($age >= 20) {
echo "利用できます";
} else {
echo "20歳未満は利用できません";
}
?>
4. 論理演算子(条件を組み合わせる演算子)
論理演算子は、複数の条件を一緒に調べたいときに使います。たとえば、「年齢が20歳以上で、かつ会員であること」など、条件を組み合わせることができます。
- &&(かつ):両方の条件が合っているときに「正しい」となる
- ||(または):どちらか一つでも合っていれば「正しい」
- !(〜ではない):条件を反対にする
たとえば、会員であり、年齢が20歳以上ならOKとするなら、このように書けます。
<?php
$age = 21;
$isMember = true;
if ($age >= 20 && $isMember) {
echo "利用できます";
} else {
echo "条件を満たしていません";
}
?>
5. ビット演算子(数字の中身を細かく計算する演算子)
ビット演算子は、少し難しい考え方になりますが、コンピューターの中で「0」と「1」で処理する数字を細かく扱う演算子です。ゲームや高速な処理などで使われることがあります。
- &(AND):両方が1のときだけ1になる
- |(OR):どちらかが1なら1になる
- ^(XOR):どちらか一方だけが1なら1になる
- ~(NOT):ビットを反転する(0は1に、1は0に)
- <<(左シフト):ビットを左にずらす(2倍になる)
- >>(右シフト):ビットを右にずらす(2で割った値になる)
初心者のうちは無理に覚えなくても大丈夫ですが、PHPにもこうした細かい処理をするための演算子があると知っておくと便利です。
6. PHPの演算子を使った簡単な組み合わせ例
演算子は一つだけで使うだけでなく、いくつかを組み合わせて使うこともあります。たとえば、「年齢が20歳以上、かつ会員である」条件のときだけ処理を実行するようにできます。
<?php
$age = 25;
$isMember = true;
if ($age >= 20 && $isMember == true) {
echo "ログインできます";
} else {
echo "ログインできません";
}
?>
このように、PHPの演算子を組み合わせることで、より複雑な条件や計算をわかりやすく表現できます。
7. 演算子を学ぶと何ができるようになる?
演算子をしっかり理解すると、PHPでの条件分岐や計算がとても自由にできるようになります。たとえば、買い物カートで合計金額を出したり、クーポンの条件を判定したり、ログインやアクセス制限などにも使われます。
最初は少しむずかしく感じるかもしれませんが、実際に手を動かしてみると、すぐに慣れて使いこなせるようになります。
まとめ
PHPの演算子は、プログラムを書くうえで避けて通れない基本の知識です。今回の記事では、「算術演算子」「比較演算子」「論理演算子」「ビット演算子」など、さまざまな種類の演算子を取り上げて、それぞれがどのような場面で使えるのかを具体的な例とともに解説しました。
たとえば、「+」や「−」などの算術演算子は数字の計算に使い、「==」や「!=」といった比較演算子は値を比べるときに活躍します。さらに「&&」や「||」を使えば、条件を組み合わせて複雑な判断もできるようになります。
こうした演算子を理解しておくと、PHPでの条件分岐や判定処理がスムーズになり、Webアプリケーションやフォームの制御、ユーザー認証の処理などもスムーズに書けるようになります。
また、演算子は「値のやりとり」や「判断」を行ううえでとても重要な役割を果たしており、どんな規模のプログラムでも、かならず使うものです。基礎的なものから、少し難しめのビット演算子まで触れてみることで、今後より本格的なPHPの学習にもスムーズに進めるようになります。
演算子を使ったシンプルな実用例
たとえば、ショッピングサイトで「合計金額が5,000円以上かつ会員であれば割引する」といった処理は、演算子を使って次のように書けます。
<?php
$total = 6000;
$isMember = true;
if ($total >= 5000 && $isMember) {
echo "割引が適用されます!";
} else {
echo "割引の対象外です。";
}
?>
このように、演算子を正しく使うことで、日常のビジネスロジックをそのままコードに表現できます。
PHPの演算子は積み重ねが大切
最初は記号の意味や使い方に戸惑うかもしれませんが、使えば使うほど自然に身についていくのが演算子です。「たし算は+、条件を比べるときは==、両方の条件を満たすなら&&」といったように、少しずつ慣れていきましょう。
PHPは文法がシンプルなので、演算子の動きをつかめば、短いコードでもかなり複雑な処理ができるようになります。演算子をしっかり理解しておくことは、今後のPHPプログラミングにおける大きな強みになります。
生徒
「演算子っていろんな種類があるんですね。たし算以外にも、条件を比べたり組み合わせたりできるのが面白かったです!」
先生
「うん、演算子を覚えると、プログラムの幅がぐんと広がるよ。特に論理演算子や比較演算子は、条件分岐で大活躍するから、どんどん練習してみよう。」
生徒
「あと、ショッピングサイトの割引判定のサンプルも実際にありそうな内容で、すごく理解しやすかったです!」
先生
「それは良かった!現実の場面をイメージしながら覚えると、演算子の使い方もスッと頭に入るからね。これからは、いろんな条件をどう書けるか、自分でも考えてみると力がついてくるよ。」
生徒
「はい!PHPの演算子、ちょっとずつ慣れていきます!」