カテゴリ: Python 更新日: 2025/07/25

Pythonのリストを文字列に変換する方法(join()の活用)

Pythonのリストを文字列に変換する方法(join()の活用)
Pythonのリストを文字列に変換する方法(join()の活用)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、Pythonでリストっていうのを文字に変える方法ってあるんですか?」

先生

「うん、あるよ!Pythonではjoin()というメソッドを使うとリストの中身を文字列に変換できるんだ。」

生徒

「それってどういうときに使うんですか?」

先生

「例えば、リストで単語を分けて持っておいて、それを一つの文にしたいときとかに使えるよ。これから詳しく説明していくね。」

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1. Pythonのリストとは?

1. Pythonのリストとは?
1. Pythonのリストとは?

まずは、リストとは何かを確認しておきましょう。Python(パイソン)における「リスト」とは、複数の値(データ)を一つにまとめて管理できる箱のようなものです。

例えば、「りんご」「バナナ」「みかん」といった果物を一つのリストにまとめることができます。


fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"]

このように[](角カッコ)で囲み、カンマで区切ってデータを並べます。

2. リストをそのままprintするとどうなる?

2. リストをそのままprintするとどうなる?
2. リストをそのままprintするとどうなる?

リストをそのままprint()関数で表示すると、データは「リストの形」で出力されます。


print(fruits)

['りんご', 'バナナ', 'みかん']

ですが、人間が読む文章のように「りんご、バナナ、みかん」という形にはなりません。

3. join()メソッドの役割とは?

3. join()メソッドの役割とは?
3. join()メソッドの役割とは?

join()は、Pythonで文字列をつなげるための「道具」です。

特に、リストの中の文字列を1つの文字列に変換したいときに使います。

書き方は少し独特ですが、以下のように使います。


print("、".join(fruits))

りんご、バナナ、みかん

このように、カンマやスペースなど、自分で指定した文字を「間に入れて」リストの要素を一つの文字列にくっつけてくれます。

4. join()の書き方をていねいに解説

4. join()の書き方をていねいに解説
4. join()の書き方をていねいに解説

join()は、「何をはさむか?」という文字列の後に.join(リスト)と書きます。

  • "、":区切り文字(今回は読点)
  • fruits:リスト(中身が文字列であること)

つまり、「読点で区切ってリストの中身をつなげてね」という意味です。

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5. 他の区切り文字も使えるの?

5. 他の区切り文字も使えるの?
5. 他の区切り文字も使えるの?

もちろん使えます。たとえば、スペース(空白)や改行文字なども使えます。

下の例では、半角スペースで単語をつなげています。


words = ["Python", "で", "プログラミング"]
sentence = " ".join(words)
print(sentence)

Python で プログラミング

6. 数値を含むリストでは注意が必要

6. 数値を含むリストでは注意が必要
6. 数値を含むリストでは注意が必要

注意点として、リストの中にint(整数)などの文字列以外の値があると、join()は使えません。

次のコードはエラーになります。


numbers = [1, 2, 3]
print(",".join(numbers))

TypeError: sequence item 0: expected str instance, int found

このように、リストの中に数字があるとjoin()は動かないんです。

そのため、文字列に変換してからjoin()を使いましょう。


numbers = [1, 2, 3]
str_numbers = [str(n) for n in numbers]
print("-".join(str_numbers))

1-2-3

7. 応用:join()で文章を作ってみよう

7. 応用:join()で文章を作ってみよう
7. 応用:join()で文章を作ってみよう

最後に、実際にリストを使って文章っぽいものを作ってみましょう。


words = ["今日は", "天気が", "いいですね", "!"]
message = "".join(words)
print(message)

今日は天気がいいですね!

このように、join()を使えば、単語を自由につなげて自動的に文章を作ることもできるんです。

8. join()はPython学習の基本テクニック

8. join()はPython学習の基本テクニック
8. join()はPython学習の基本テクニック

join()メソッドは、Pythonの文字列処理でとてもよく使われる基本の機能です。

初心者のうちからしっかり身につけておくと、将来プログラムを書くときに役立ちます。

例えば、ログを出力するときやデータを整形するとき、またCSV(カンマ区切りのファイル)を作るときにも使われます。

Pythonのプログラミングを始めたばかりの人にとって、リストと文字列の変換は必ず通る道なので、ぜひ繰り返し使って慣れていきましょう。

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