Pythonのリストとは?基本の使い方とリストの作成・操作方法
生徒
「Pythonを勉強していたら“リスト”って出てきたんですけど、これは何なんですか?配列とは違うんですか?」
先生
「いい質問ですね。Pythonでは“リスト”がとてもよく使われる仕組みです。配列と似ていますが、Python独自の便利な特徴もあるんですよ。」
生徒
「どうやって作ったり、使ったりするんですか?」
先生
「それでは、Pythonのリストの基本的な使い方から順番に説明していきましょう!」
1. Pythonのリストとは?基本の考え方を理解しよう
Pythonの「リスト」とは、複数の値(データ)をひとつにまとめて扱える箱のようなものです。
たとえば、「りんご」「バナナ」「みかん」などの果物の名前を、1つのリストにまとめて保存できます。
Pythonのリストは、他の言語でいう「配列」に近いものですが、もっと柔軟で便利な使い方ができます。
2. Pythonのリストの作り方
リストは、角かっこ [] を使って、複数の値をカンマ , で区切って並べるだけです。
fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"]
print(fruits)
['りんご', 'バナナ', 'みかん']
リストの中には、文字列だけでなく、数字、他のリスト、混ぜたものも入れることができます。
3. リストの中身を取り出すには?インデックスの使い方
リストの中の要素(値)を取り出すには、インデックス番号を使います。
Pythonではインデックスは0から始まります。最初の要素は[0]です。
print(fruits[0]) # りんご
print(fruits[2]) # みかん
存在しない番号(たとえば[3])を指定するとエラーになるので注意しましょう。
4. リストに値を追加する方法(append)
リストにはあとから値を追加することができます。よく使うのがappend()メソッドです。
fruits.append("ぶどう")
print(fruits)
['りんご', 'バナナ', 'みかん', 'ぶどう']
append()はリストの「最後に」新しい値をくっつけてくれるメソッドです。
5. リストの値を変更する
リストの中の値は、あとから書き換えることができます。インデックスを指定して、新しい値を代入するだけです。
fruits[1] = "パイナップル"
print(fruits)
['りんご', 'パイナップル', 'みかん', 'ぶどう']
このように、柔軟に中身を編集できるのがリストの特徴です。
6. リストから値を削除する(removeとpop)
リストから値を削除したいときは、remove()またはpop()を使います。
remove(値):指定した値を削除pop(番号):指定したインデックスの値を削除
fruits.remove("みかん")
print(fruits)
fruits.pop(0)
print(fruits)
['りんご', 'バナナ', 'ぶどう']
['バナナ', 'ぶどう']
7. リストの長さ(要素数)を調べるには?
リストの中にいくつ要素があるかを調べたいときは、len()関数を使います。
print(len(fruits))
2
これは、リストの長さ(要素の数)を教えてくれる便利な関数です。
8. リストの繰り返し処理(for文)
リストのすべての要素を1つずつ処理したいときは、for文を使います。
for fruit in fruits:
print(fruit)
バナナ
ぶどう
このように、for文を使えばリストの中身を1つずつ取り出して処理できます。
9. 空のリストを作ってあとで使う方法
あとで中身を追加する予定のときは、まずは空のリストを作っておくことができます。
items = []
items.append("ノート")
items.append("えんぴつ")
print(items)
['ノート', 'えんぴつ']
空のリストはさまざまな場面で役立つので、覚えておきましょう。
10. Pythonのリストの特徴を整理
Pythonのリストは、以下のような特徴があります。
- データの集まりをまとめて管理できる
- あとから追加・削除・変更ができる
- for文と組み合わせて使うと便利
プログラミング初心者にとっても、Pythonのリストは使いやすく、最初に覚えるべき大切な機能のひとつです。
まとめ
Pythonのリストでできることを振り返ろう
ここまで、Pythonのリストについて、基本的な考え方から作成方法、要素の追加や削除、 値の取り出し方、繰り返し処理までを順番に学んできました。 リストは、複数のデータをひとまとめにして扱える非常に便利なデータ型であり、 Pythonプログラミングの中でも登場回数がとても多い重要な存在です。 数値や文字列だけでなく、さまざまな種類のデータを一つのリストに入れられる点は、 Pythonならではの柔軟さと言えるでしょう。
また、Pythonのリストは配列に似ていますが、 要素数を自由に増やしたり減らしたりできるという大きな特徴があります。 appendを使って値を追加したり、removeやpopで不要な要素を削除したり、 インデックスを指定して中身を書き換えたりと、 データの状態をプログラムの流れに応じて自在に変えられる点が強みです。 この柔軟性こそが、Pythonのリストが初心者から上級者まで幅広く使われている理由です。
リスト操作を理解するとプログラムが一気に書きやすくなる
リストのインデックスはゼロから始まるという点や、 存在しない番号を指定するとエラーになる点など、 最初は戸惑いやすいポイントもあります。 しかし、これらのルールを一度理解してしまえば、 リスト操作はとても直感的で分かりやすいものになります。 特にfor文とリストを組み合わせた繰り返し処理は、 データを順番に処理したい場面で欠かせない書き方です。
Pythonのリストは、買い物リストや成績一覧、ファイル名の一覧、 ユーザー情報の管理など、現実世界の「一覧表」に近いイメージで使えます。 プログラムの中で「たくさんのデータをまとめて扱いたい」と思ったら、 まずリストを使えないか考えてみるとよいでしょう。 リストを使いこなせるようになると、 Pythonでできることの幅が一気に広がります。
まとめとしてのサンプルプログラム
scores = []
scores.append(80)
scores.append(90)
scores.append(75)
print("点数一覧:", scores)
print("人数:", len(scores))
total = 0
for score in scores:
total += score
average = total / len(scores)
print("平均点:", average)
このサンプルでは、空のリストを作成し、あとから点数を追加しています。 len関数で要素数を確認し、for文を使って合計や平均を計算しています。 このような処理は、Pythonのリストを使った基本的な活用例であり、 実際のプログラムでも非常によく使われる考え方です。
生徒
「リストって、ただの箱だと思っていましたけど、 追加したり削除したり、繰り返し処理もできて、 すごく便利な仕組みなんですね」
先生
「そうですね。Pythonではリストを使いこなせるかどうかで、 プログラムの書きやすさが大きく変わります」
生徒
「for文と一緒に使うと、たくさんのデータも簡単に処理できるのが分かりました」
先生
「その理解はとても大切です。 今回学んだリストの基本は、 Pythonの他の機能を学ぶときの土台になります。 ぜひ実際に手を動かして、何度も使ってみてください」