カテゴリ: Python 更新日: 2025/07/17

Pythonのリストとは?基本の使い方とリストの作成・操作方法

Pythonのリストとは?基本の使い方とリストの作成・操作方法
Pythonのリストとは?基本の使い方とリストの作成・操作方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Pythonを勉強していたら“リスト”って出てきたんですけど、これは何なんですか?配列とは違うんですか?」

先生

「いい質問ですね。Pythonでは“リスト”がとてもよく使われる仕組みです。配列と似ていますが、Python独自の便利な特徴もあるんですよ。」

生徒

「どうやって作ったり、使ったりするんですか?」

先生

「それでは、Pythonのリストの基本的な使い方から順番に説明していきましょう!」

-

1. Pythonのリストとは?基本の考え方を理解しよう

1. Pythonのリストとは?基本の考え方を理解しよう
1. Pythonのリストとは?基本の考え方を理解しよう

Pythonの「リスト」とは、複数の値(データ)をひとつにまとめて扱える箱のようなものです。

たとえば、「りんご」「バナナ」「みかん」などの果物の名前を、1つのリストにまとめて保存できます。

Pythonのリストは、他の言語でいう「配列」に近いものですが、もっと柔軟で便利な使い方ができます。

2. Pythonのリストの作り方

2. Pythonのリストの作り方
2. Pythonのリストの作り方

リストは、角かっこ [] を使って、複数の値をカンマ , で区切って並べるだけです。


fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"]
print(fruits)

['りんご', 'バナナ', 'みかん']

リストの中には、文字列だけでなく、数字、他のリスト、混ぜたものも入れることができます。

3. リストの中身を取り出すには?インデックスの使い方

3. リストの中身を取り出すには?インデックスの使い方
3. リストの中身を取り出すには?インデックスの使い方

リストの中の要素(値)を取り出すには、インデックス番号を使います。

Pythonではインデックスは0から始まります。最初の要素は[0]です。


print(fruits[0])  # りんご
print(fruits[2])  # みかん

存在しない番号(たとえば[3])を指定するとエラーになるので注意しましょう。

4. リストに値を追加する方法(append)

4. リストに値を追加する方法(append)
4. リストに値を追加する方法(append)

リストにはあとから値を追加することができます。よく使うのがappend()メソッドです。


fruits.append("ぶどう")
print(fruits)

['りんご', 'バナナ', 'みかん', 'ぶどう']

append()はリストの「最後に」新しい値をくっつけてくれるメソッドです。

-

5. リストの値を変更する

5. リストの値を変更する
5. リストの値を変更する

リストの中の値は、あとから書き換えることができます。インデックスを指定して、新しい値を代入するだけです。


fruits[1] = "パイナップル"
print(fruits)

['りんご', 'パイナップル', 'みかん', 'ぶどう']

このように、柔軟に中身を編集できるのがリストの特徴です。

6. リストから値を削除する(removeとpop)

6. リストから値を削除する(removeとpop)
6. リストから値を削除する(removeとpop)

リストから値を削除したいときは、remove()またはpop()を使います。

  • remove(値):指定した値を削除
  • pop(番号):指定したインデックスの値を削除

fruits.remove("みかん")
print(fruits)

fruits.pop(0)
print(fruits)

['りんご', 'バナナ', 'ぶどう']
['バナナ', 'ぶどう']

7. リストの長さ(要素数)を調べるには?

7. リストの長さ(要素数)を調べるには?
7. リストの長さ(要素数)を調べるには?

リストの中にいくつ要素があるかを調べたいときは、len()関数を使います。


print(len(fruits))

2

これは、リストの長さ(要素の数)を教えてくれる便利な関数です。

8. リストの繰り返し処理(for文)

8. リストの繰り返し処理(for文)
8. リストの繰り返し処理(for文)

リストのすべての要素を1つずつ処理したいときは、for文を使います。


for fruit in fruits:
    print(fruit)

バナナ
ぶどう

このように、for文を使えばリストの中身を1つずつ取り出して処理できます。

9. 空のリストを作ってあとで使う方法

9. 空のリストを作ってあとで使う方法
9. 空のリストを作ってあとで使う方法

あとで中身を追加する予定のときは、まずは空のリストを作っておくことができます。


items = []
items.append("ノート")
items.append("えんぴつ")
print(items)

['ノート', 'えんぴつ']

空のリストはさまざまな場面で役立つので、覚えておきましょう。

10. Pythonのリストの特徴をまとめる

10. Pythonのリストの特徴をまとめる
10. Pythonのリストの特徴をまとめる

Pythonのリストは、以下のような特徴があります。

  • データの集まりをまとめて管理できる
  • あとから追加・削除・変更ができる
  • for文と組み合わせて使うと便利

プログラミング初心者にとっても、Pythonのリストは使いやすく、最初に覚えるべき大切な機能のひとつです。

コメント
コメント投稿は、ログインしてください

まだ口コミはありません。

カテゴリの一覧へ
新着記事
PHPでセッションを使ってフォーム入力を保持する方法を解説!初心者向けステップバイステップ
Pythonで文字列をリストに変換する方法!split()とjoin()の使い方
Pythonの変数とは?定義方法とデータ型を初心者向けに解説
PHPでメールフォームを作る方法を徹底解説!初心者向けにmail関数とPHPMailerの使い方も紹介
人気記事
No.1
PHP&Python記事人気No1
Pythonでテキストファイルを1行ずつ読み込む方法(readline() / readlines())
No.2
PHP&Python記事人気No2
Pythonで文字列が数値か判定する方法!isdigit()・isnumeric()の違い
No.3
PHP&Python記事人気No3
Pythonのリストを辞書に変換する方法(dict() / zip())
No.4
PHP&Python記事人気No4
初心者向けにPHP でファイルを開く・読み込む・書き込む方法(fopen, fwrite, fread)を解説する記事
-