カテゴリ: Python 更新日: 2026/01/16

Pythonのbreakとcontinueの違いとは?ループの制御方法をマスター

Pythonのbreakとcontinueの違いとは?ループの制御方法をマスター
Pythonのbreakとcontinueの違いとは?ループの制御方法をマスター

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Pythonでループの途中で止めたり、飛ばしたりする方法ってあるんですか?」

先生

「ありますよ。そのときに使うのがbreakcontinueです。どちらもループの制御に使います。」

生徒

「どっちを使えばいいか迷いそうです…違いって何ですか?」

先生

「それでは、2つの違いや使い方を、やさしく順番に解説していきましょう!」

-

1. Pythonのループ制御とは?

1. Pythonのループ制御とは?
1. Pythonのループ制御とは?

ループ制御とは、繰り返し処理(for文while文)の流れを、途中で止めたり、次の繰り返しに進めたりするための仕組みです。単に同じ処理を繰り返すだけでなく、状況に応じて動きを変えられるのがポイントです。

Pythonでは、主に次の2つの命令を使ってループを制御します。

  • break:ループそのものを途中で終了する
  • continue:その回の処理をスキップして次のループへ進む

たとえば、「3になったら処理を止める」「特定の値のときだけ処理を飛ばす」といった制御が可能です。


for i in range(1, 6):
    if i == 3:
        continue  # 3のときだけ処理を飛ばす
    if i == 5:
        break     # 5になったらループを終了
    print(i)

1
2
4

解説:i == 3のときはcontinueによってprintが実行されず、次の数字へ進みます。i == 5になるとbreakが実行され、ループ自体がそこで終わります。

このようにループ制御を使うと、必要な処理だけを効率よく実行できるようになります。

2. break文の使い方|ループを途中で終了する

2. break文の使い方|ループを途中で終了する
2. break文の使い方|ループを途中で終了する

break文は、繰り返し処理の途中で「ここまでで十分」「これ以上続ける必要がない」と判断したときに、ループそのものを終了させるための命令です。

条件に合った時点で処理を止められるので、無駄な繰り返しを減らせるのが大きな特徴です。

次の例では、果物の一覧を順番にチェックし、「みかん」が見つかった瞬間にループを終了しています。


fruits = ["りんご", "ばなな", "みかん", "ぶどう"]

for fruit in fruits:
    if fruit == "みかん":
        print("みかんを発見!")
        break
    print(fruit)

りんご
ばなな
みかんを発見!

解説:最初は「りんご」「ばなな」と順に表示されますが、「みかん」に当たった時点でbreakが実行されます。その結果、ループがそこで終わり、「ぶどう」は処理されません。

このようにbreak文は、「目的のデータが見つかったら終了する」「条件を満たしたら即座に抜ける」といった場面でよく使われます。

3. continue文の使い方|処理をスキップして次へ

3. continue文の使い方|処理をスキップして次へ
3. continue文の使い方|処理をスキップして次へ

continue文は、ループの途中で「この条件のときは今の処理を行わず、次の繰り返しに進みたい」という場合に使います。ループ自体は止めず、流れだけを一時的に飛ばすイメージです。

不要なデータや、条件に合わない値を読み飛ばしたいときに、とても便利な命令です。

例えば「みかん」だけを除外して、他の果物を表示したい場合は次のように書けます。


fruits = ["りんご", "ばなな", "みかん", "ぶどう"]

for fruit in fruits:
    if fruit == "みかん":
        continue
    print(fruit)

りんご
ばなな
ぶどう

解説:ループ中で「みかん」に当たるとcontinueが実行され、その回のprint処理は行われません。そのまま次の果物へ進むため、「みかん」だけが表示されない結果になります。

このようにcontinue文を使うと、「特定の条件だけ処理したくない」といった場面を、シンプルに表現できます。

4. breakとcontinueの違いを比較しよう

4. breakとcontinueの違いを比較しよう
4. breakとcontinueの違いを比較しよう

違いを簡単に表にまとめると、以下のようになります。

文法 意味 ループはどうなる?
break ループを終了 その場でループ全体が止まる
continue 1回スキップ 次の繰り返しに進む

breakはループそのものを終わらせるのに対して、continueは1回飛ばすだけというのが大きな違いです。

迷ったときは、「ループを終わらせたいならbreak」「ループは続けてその回だけ飛ばしたいならcontinue」と覚えるとスッキリします。


for i in range(1, 6):
    if i == 3:
        continue  # 3だけ飛ばす(ループは続く)
    if i == 5:
        break     # 5で終了(ループが止まる)
    print(i)

1
2
4

解説:3のときはcontinueで表示を飛ばし、次の数字へ進みます。5になるとbreakでそこでループが終わるため、5は表示されません。

-

5. while文でも使える!breakとcontinueの活用

5. while文でも使える!breakとcontinueの活用
5. while文でも使える!breakとcontinueの活用

breakcontinueは、while文でもまったく同じように使えます。


count = 0
while True:
    count += 1
    if count == 3:
        continue
    if count == 5:
        break
    print(count)

1
2
4

count == 3のときはスキップ、count == 5でループを終了しています。

6. 実用例:正解が出たら終了するクイズゲーム

6. 実用例:正解が出たら終了するクイズゲーム
6. 実用例:正解が出たら終了するクイズゲーム

以下は、正しい答えが出るまで繰り返すミニゲームです。breakで終了します。


answer = "Python"

while True:
    guess = input("好きなプログラミング言語は?:")
    if guess == answer:
        print("正解です!")
        break
    else:
        print("もう一度考えてみましょう。")

好きなプログラミング言語は?:Java
もう一度考えてみましょう。
好きなプログラミング言語は?:Python
正解です!

7. continueの実用例:偶数だけスキップする処理

7. continueの実用例:偶数だけスキップする処理
7. continueの実用例:偶数だけスキップする処理

continueを使えば、特定の条件に合うデータだけを処理できます。たとえば、奇数だけを表示する処理です。


for i in range(1, 6):
    if i % 2 == 0:
        continue
    print(i)

1
3
5

i % 2 == 0は偶数を意味する条件です。それをcontinueでスキップしています。

まとめ

まとめ
まとめ

ここまで、Pythonの繰り返し処理で非常に重要な役割を持つbreakcontinueについて、具体例や実際のコードを通して丁寧に学んできました。繰り返し処理はプログラミングの中でも特に利用頻度が高く、初心者の段階でしっかり理解しておくことで、後に複雑なロジックを扱う際に大きな助けになります。とくに、ループの途中で強制的に処理を終了させるか、それとも一時的に処理を飛ばして次へ進めるかという操作は、実際の開発の中でも頻繁に登場します。そのため、実務でも応用しやすい基礎として身につけておくことが重要です。 また、実際の例として紹介した果物リストの判定、数値の飛ばし処理、クイズ形式のループなどは日常的なプログラム構築でも非常に応用しやすいパターンばかりです。単純なループでも制御文を適切に組み合わせることで、高度な処理に発展させることが可能になります。今回の学習を通じて、ループ制御の仕組みや考え方に少しずつ慣れていけば、Pythonでのロジック構築がぐっと楽になります。特に、複数の条件を並列に扱う場合や、早期終了を含むアルゴリズムを作成する際には、自然なかたちで活用できる力が身につきます。 さらに、for文while文の両方で同じように使用できる点は大きな魅力であり、状況に合わせて使い分ける柔軟性も生まれます。実用的なコードを書くための視点として、何を条件として区切りをつけるのか、どこで処理を続けるかといった考え方を明確にしておくと、後から見たときに分かりやすいコードになるだけでなく、バグの発生を防ぐという意味でも大きな効果があります。 以下に、今回学習した内容を振り返りつつ、簡単なサンプルコードを改めて掲載しておきます。何度か書いて手を動かし、自然に理解できる段階まで繰り返し確認してみてください。

サンプルプログラム(総まとめ)


fruits = ["りんご", "ばなな", "みかん", "ぶどう"]

print("=== breakの復習 ===")
for fruit in fruits:
    if fruit == "みかん":
        print("みかんを見つけたので終了します")
        break
    print(fruit)

print("=== continueの復習 ===")
for fruit in fruits:
    if fruit == "ばなな":
        continue
    print(fruit)

print("=== 条件を複数扱う総合例 ===")
for i in range(1, 10):
    if i % 3 == 0:
        continue
    if i == 8:
        break
    print(i)

このように、単純な条件分岐の組み合わせでも、breakcontinueを使うことで印象的にロジックが整理され、読みやすく管理しやすいコードに育っていきます。実際のプログラムでも、検索処理、フィルタリング、バリデーション、ゲーム処理、データ処理など、幅広い場面で活用されます。ループを柔軟にコントロールする力を身につけることは、Pythonを深く理解するための大きな一歩になります。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「きょうはループの制御についてたくさん学びましたけれど、実際の開発でもこんなに使うんですね。」

先生

「もちろんです。特にデータを順番に処理するような場面では頻繁に登場しますよ。それぞれの動きを理解していれば、どんな場面でも応用できます。」

生徒

breakは途中で終わらせる、continueは一回飛ばす、という違いがようやくはっきり分かりました。」

先生

「その理解がとても大切です。その上で、複数の条件を組み合わせたり、while文と組み合わせたりすると、もっと幅広い処理ができます。」

生徒

「次はもっと複雑な処理にも挑戦できそうな気がしてきました!」

先生

「その調子です。繰り返し練習すれば、自然と身につきますよ。」

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プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

Pythonでbreak文とは何ですか?どんなときに使いますか?

Pythonのbreak文は、for文やwhile文などのループ処理を途中で終了させたいときに使う文です。ある条件を満たしたときに、ループを強制的に終了させたい場面で使われます。
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