カテゴリ: Python 更新日: 2025/07/05

Pythonのbreakとcontinueの違いとは?ループの制御方法をマスター

Pythonのbreakとcontinueの違いとは?ループの制御方法をマスター
Pythonのbreakとcontinueの違いとは?ループの制御方法をマスター

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Pythonでループの途中で止めたり、飛ばしたりする方法ってあるんですか?」

先生

「ありますよ。そのときに使うのがbreakcontinueです。どちらもループの制御に使います。」

生徒

「どっちを使えばいいか迷いそうです…違いって何ですか?」

先生

「それでは、2つの違いや使い方を、やさしく順番に解説していきましょう!」

-

1. Pythonのループ制御とは?

1. Pythonのループ制御とは?
1. Pythonのループ制御とは?

ループ制御とは、繰り返し処理(for文while文)の中で、途中で止めたり、次の繰り返しにスキップしたりするテクニックです。

Pythonには以下の2つの制御方法があります。

  • break:ループを途中で終了する
  • continue:その回の処理をスキップして次のループへ進む

2. break文の使い方|ループを途中で終了する

2. break文の使い方|ループを途中で終了する
2. break文の使い方|ループを途中で終了する

break文は、繰り返し処理の中で「ある条件に当てはまったらもうループをやめる」というときに使います。

次の例では、「みかん」が見つかった時点でループが終了します。


fruits = ["りんご", "ばなな", "みかん", "ぶどう"]

for fruit in fruits:
    if fruit == "みかん":
        print("みかんを発見!")
        break
    print(fruit)

りんご
ばなな
みかんを発見!

みかんの後にある「ぶどう」は表示されません。ループが途中で終了したからです。

3. continue文の使い方|処理をスキップして次へ

3. continue文の使い方|処理をスキップして次へ
3. continue文の使い方|処理をスキップして次へ

continue文は、ループ中に「ある条件のときはその回の処理をスキップして、次の繰り返しに進みたい」場合に使います。

例えば「みかん」を飛ばして、他の果物だけ表示したいときは以下のように書きます。


fruits = ["りんご", "ばなな", "みかん", "ぶどう"]

for fruit in fruits:
    if fruit == "みかん":
        continue
    print(fruit)

りんご
ばなな
ぶどう

みかんはcontinueでスキップされましたが、ループは最後まで実行されます。

4. breakとcontinueの違いを比較しよう

4. breakとcontinueの違いを比較しよう
4. breakとcontinueの違いを比較しよう

違いを簡単に表にまとめると、以下のようになります。

文法 意味 ループはどうなる?
break ループを終了 その場でループ全体が止まる
continue 1回スキップ 次の繰り返しに進む

breakはループそのものを終わらせるのに対して、continueは1回飛ばすだけというのが大きな違いです。

-

5. while文でも使える!breakとcontinueの活用

5. while文でも使える!breakとcontinueの活用
5. while文でも使える!breakとcontinueの活用

breakcontinueは、while文でもまったく同じように使えます。


count = 0
while True:
    count += 1
    if count == 3:
        continue
    if count == 5:
        break
    print(count)

1
2
4

count == 3のときはスキップ、count == 5でループを終了しています。

6. 実用例:正解が出たら終了するクイズゲーム

6. 実用例:正解が出たら終了するクイズゲーム
6. 実用例:正解が出たら終了するクイズゲーム

以下は、正しい答えが出るまで繰り返すミニゲームです。breakで終了します。


answer = "Python"

while True:
    guess = input("好きなプログラミング言語は?:")
    if guess == answer:
        print("正解です!")
        break
    else:
        print("もう一度考えてみましょう。")

好きなプログラミング言語は?:Java
もう一度考えてみましょう。
好きなプログラミング言語は?:Python
正解です!

7. continueの実用例:偶数だけスキップする処理

7. continueの実用例:偶数だけスキップする処理
7. continueの実用例:偶数だけスキップする処理

continueを使えば、特定の条件に合うデータだけを処理できます。たとえば、奇数だけを表示する処理です。


for i in range(1, 6):
    if i % 2 == 0:
        continue
    print(i)

1
3
5

i % 2 == 0は偶数を意味する条件です。それをcontinueでスキップしています。

コメント
コメント投稿は、ログインしてください

まだ口コミはありません。

カテゴリの一覧へ
新着記事
Pythonのエラーメッセージの読み方!よくあるエラーと解決方法
PHPの関数(function)の基本を完全ガイド!初心者でもわかる使い方
Pythonの条件式でNoneを判定する方法!is None vs == None の違い
Pythonのpass文とは?一時的なコードブロックをスキップする方法
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
PHPの配列をソートする方法!sort, rsort, asort, ksortの使い方を丁寧に解説します!
No.2
Java&Spring記事人気No2
PHPとは?初心者向けにわかりやすく解説
No.3
Java&Spring記事人気No3
PHPの関数(function)の基本を完全ガイド!初心者でもわかる使い方
No.4
Java&Spring記事人気No4
PHP の文字列の基本操作(連結・切り出し・長さ)の使い方
-